【ハイライト動画/大会レポート】2022 JBMXF大東建託シリーズ第1戦 / 西日本1戦 岡山大会

増田優一と酒井亜樹が開幕戦勝利
一般社団法人全日本BMX連盟(略称JBMXF)が主催する日本自転車競技連盟(JCF)公認大会の2022JBMXF大東建託シリーズが岡山県笠岡市のかさおか太陽の広場で開幕した。
新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年と2021年がシーズンを統合する変則スケジュールで開催されており、2022年は通常の開催が戻ってきたことになる。
エリート、U23とジュニアの選手により争われるチャンピオンシップカテゴリーで、男子は増田優一、女子は酒井亜樹がそれぞれ優勝した。

 

チャンピオンシップ男子
ワールドカップなどでも活躍するトップ選手に加えて、ベテラン選手、年齢別のチャレンジカテゴリーから昇格した選手など、15名がエントリーしたチャンピオンシップ男子。
決勝は昨年の岡山大会を制した増田優一と、今シーズンよりジュニアカテゴリーの年齢となった北川晃久がスタートからトップ争いを展開した。
アウト側からスタートした北川に対して、増田はイン側のポジションの優位性を生かして第1コーナーをトップで通過。
その後のセクションも順当にクリアし、増田が開幕戦を制した。

チャンピオンシップ男子はスタートからのトップ争いで優位に立った増田優一(右)が北川晃久(左)を抑えて優勝した

 


スタートからの第1ストレートで増田(#205)と北川晃久(#218)がトップ争いを展開。第1コーナーにイン側から入れた増田がトップに立つと北川の追撃を許さない走りで優勝した

 


チャンピオンシップ男子表彰式
優勝 増田優一(大阪体育大学)
2位 北川晃久
3位 庄司佳真(日本体育大学)

▶優勝した増田優一のコメント
久しぶりの国内のレースということで緊張があったが決勝は理想の走りができた。予選で後ろが迫っているとも感じていたので、丁寧な走りを心がけた。
この先ワールドカップや世界選手権が控えているなかでシーズン最初に幸先のいいスタートが切れた。
▶2位北川晃久のコメント
決勝のスタートをベストなタイミングで出ることができたものの、増田選手に前に出られてしまった予選でのクラッシュが響き不利なアウト側のゲートしか選択できなかったのが悔やまれる。
イン側からのレースを展開できれば勝てるチャンスがあったと思う。この反省を生かして次戦以降を戦っていきたい。

チャンピオンシップ女子
3レースの合計によって争われたチャンピオンシップ女子。
昨年のJBMXF大東建託シリーズチャンピオンの酒井亜樹がすべてのレースをトップでフィニッシュし優勝した。
優勝の酒井に迫る走りを見せた野村凪沙が2位。3位には丹野夏波が入った。

野村凪沙(#205)を振り切り3レースともトップでフィニッシュした酒井亜樹(#201)がチャンピオンシップ女子を制した

 

優勝した酒井亜樹のコメント
3レースともトップでフィニッシュするレースだったが、2位の野村選手に差を詰められていたので悔しさは残るレースだった。
今年の目標は国内では全日本選手権2連覇。さらに走りに磨きをかけていきたい。


チャンピオンシップ女子表彰式
優勝 酒井亜樹(deux roues elite team)
2位 野村凪沙(Ace Rece Australia Factory Team)
3位 丹野夏波

チャレンジカテゴリーで前シーズン王者がトップフィニッシュ
BMXレーシングの大きな特長が5歳から参加できる年齢別のチャレンジカテゴリーが設定されていること。
チャレンジの選手は各クラスのみならず、総合ポイントにより年齢の枠を超えたタイトルも争っている。
前年度シリーズでは男子が高崎成琉、女子は澤田茉奈がそれぞれタイトルを獲得した。11-12歳クラスに出場した両名は今季も強さを発揮して優勝。
2シーズン連続のタイトルへ幸先のいいスタートを切った。


右:ボーイズ11-12歳クラス優勝の高崎成琉(左)

左:ガールズ11-12歳クラス優勝の澤田茉奈

 

大会概要
大会名:2022 JBMXF 大東建託シリーズ第1戦/西日本1戦 岡山大会
主催:一般社団法人 全日本BMX連盟
主管:岡山県BMX協会
公認:公益財団法人日本自転車競技連盟
開催場所:かさおか太陽の広場BMX 自転車競技場(岡山県笠岡市)
開催期日:2022 年4 月23 日(土)~4 月24 日(日)
後援:笠岡市、笠岡市教育員会、笠岡市スポーツ協会(順不同)
全日本BMX 連盟オフィシャルパートナー

大東建託未来のアスリート支援プロジェクト
https://team-daito.com/

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